【実践知 製造編】⑫ 工程品質 ~各工程で品質を保証する~

キーメッセージ

工程品質とは、各工程で品質を保証し、不良を次工程へ流さないことである。

製造品質というと、完成後の検査で良品・不良品を判定することをイメージしがちです。

しかし、最終検査で不良が見つかれば、前工程まで戻って分解・修正・再組立・再評価が必要となり、

大きな手戻りが発生します。

そこで重要になるのが、各工程で品質を保証する「工程保証」の考え方です。

最後に検査するのではなく、各工程で保証する

例えば、複数の工程を経てユニットを製作する場合、

従来型

工程① → 工程② → 工程③ → 最終検査

最後の検査で不良が見つかれば、どの工程に問題があったのかを確認し、必要なところまで戻って修正することになります。

これに対して工程保証では、

各工程で品質を確認し、良品であることを確認してから次工程へ進めます。

不良を次工程へ流さない

工程保証で重要なのは、

自工程の品質は、自工程で保証する。

という考え方です。

工程①で異常があれば工程①で止めて是正する。
工程②で異常があれば工程②で止めて是正する。

問題を抱えたまま次工程へ流さないことで、良品だけが次工程へ流れるようにします。

これによって、不良を早い段階で発見でき、手戻りの範囲も小さくできます。

結果として、品質の安定化だけでなく、手戻り工数・コスト・納期の改善にもつながります。

工程品質は、これまでの品質活動の積み重ね

ここまで説明してきた、

SOPで正しい作業方法を定める。
教育・作業許可で正しく作業できる人に任せる。
STOP WORKで異常を次工程へ流さない。
工程良品条件で良品となる管理値を明確にする。

これらは、すべて工程品質につながっています。

品質は、最後の検査だけで保証するものではありません。

一つひとつの工程で品質を作り込み、良品を次工程へ渡していく。

これが工程品質(工程保証)の基本的な考え方です。

金言>品質は最後の検査だけで保証するものではない。
各工程で品質を保証し、その積み重ねで品質を作り込む。

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