設計者というと、CADや図面作成を思い浮かべる方が多いかもしれません。
しかし、実際の開発で最も重要なのは図面ではなく仕様です。
仕様とは、
「その製品に何を求めるのか」
を定義するものです。
例えば同じ装置であっても、
・生産性を優先するのか
・品質を優先するのか
・コストを優先するのか
によって設計内容は大きく変わります。
仕様とは単なる要求事項ではありません。
目標性能、品質、コストなどを具体的な数値目標に落とし込み、設計者が同じ方向を向くための指針です。
仕様が曖昧な状態で設計を開始すると、設計者ごとに解釈が異なり、後になって問題が発生します。
逆に、仕様が明確であれば、設計の方向性は自然と定まります。
良い設計を行うためには、まず良い仕様を作ること。
私は、これが開発の基本であると考えています。設計品質の多くは、図面を書く前に決まっているのです。