多くの企業で、開発部門と製造部門の間には少なからず対立があります。
開発側は、「もっと性能を上げたい」と考えます。
一方、製造側は、「もっと作りやすくしてほしい」と考えます。
どちらも正しい意見です。
しかし、本来の目的は同じです。
お客様に良い製品を届けることです。
私は開発部門と生産技術部門の両方を経験してきました。
その経験から感じるのは、多くの場合、対立の原因は人ではなく仕組みにあるということです。
製造部門が設計完了後に初めて内容を知る。
これでは問題が発生して当然です。
本来は開発初期段階から製造部門も参加し 組立性、品質、コスト について意見を出すべきです。
一見すると当たり前の話に聞こえるかもしれません。
しかし実際には、製造部門が具体的な目標値を持って開発へ提案しているケースは多くありません。
製造部門も開発部門と対等な主役になりましょう!
「もっと作りやすくしてほしい」という定性的な要望だけでは改善につながりません。
現状課題を分析し
組立時間〇%短縮
部品点数〇%削減
品質不良率〇%改善
といった具体的目標と共に目標達成の為の改善案を出す。製造部門も開発の当事者になります。
もっと作りやすくしたい;定性的願望から 具体的インプットになります。
生産の専門家としての発言となります。開発の当事者になります。
開発だけがフロントローディングするのではありません。
製造もまた、前工程から積極的に関与することが重要です。
開発と製造が同じ方向を向いたとき、より良い製品が生まれると私は考えています。