「作るだけの製造」から、「開発へInputできる製造」へ変える。
背景)
当時、製造部門は開発プロジェクトに参加していました。
しかし、実態は「参加している」だけでした。
開発から指摘されたことに対応する。
設計されたものを受け取り、製造する。
製造側から開発へ積極的にInputすることは少ない。
その結果、試作・評価して初めて製造上の問題が見つかり、設計変更する。
このような手戻りが常態化していました。
そこで転機
そのような状況の中、当時の社長から「製造を立て直してほしい」という依頼を受けました。
私はそれまで開発系のマネジャーとして、製品開発・設計側から製造を見ていました。
開発側から見て感じていたのは、
「製造は、もっと開発へInputできるはずだ」ということでした。
そして製造へ
製造を変えるためには、単に製造現場の作業を改善するだけでは足りません。
製品がなぜこの構造なのか。
どこが品質を左右するのか。
どこを変えれば工期やコストを改善できるのか。
開発・設計を理解した上で、製造を考える必要があります。
そこで私は、開発側から製造側へ立場を移し、製造改革に取り組むことになりました。
この経験から、製造は「設計されたものを作る部門」ではなく、
品質・コスト・工期の目標を持ち、開発段階から製品づくりに関わる部門
であるべきだと考えるようになりました。
本編では、そのとき実際に考え、取り組んできた製造改善について紹介します。
金言>
「製造は、設計されたものを作るだけの部門ではない。製品をより良くするため、開発へInputする部門である。」