仕事をしていると、
いつの間にか目的を忘れ、手段そのものが目的になってしまうことがあります。
これは、どの会社でもよく見かける「あるある」です。
例えば、改善活動。
「5Whyを実施しました。」「FMEAを作成しました。」「設計レビューを実施しました。」
ここで安心してしまう人がいます。
しかし、本当に大切なのは、
問題が解決したかどうかです。
5Whyをやることが目的ではありません。
FMEAを書くことが目的でもありません。
問題を未然に防ぎ、品質を向上させることが本来の目的です。
設計でも同じです。
CADで図面を書き終えれば仕事が終わりではありません。
設計の目的は、図面を完成させることではなく、お客様が安心して使える製品をつくることです。
図面がきれいでも、製造しにくい。調整しにくい。保守しにくい。市場で故障する。
これでは設計の目的を果たしたとは言えません。
営業でも同じです。
訪問件数を増やすことが目的ではありません。
商談をすることが目的でもありません。
お客様の課題を解決し、信頼を築くことが目的です。
件数だけを追い掛けていると、本来の目的を見失ってしまいます。
私は仕事をするとき、
いつも自分に問い掛けます。「この仕事の本当の目的は何だろう。」
この問いを持つだけで、
やるべきことも、やらなくてよいことも見えてきます。
目的が明確になれば、手段はいくらでも変えることができます。
しかし、手段が目的になってしまうと、改善も成長も止まってしまいます。
このようなお悩みはありませんか?
•会議は多いのに成果が出ない。
•改善活動をしているのに改善されない。
•ツールは導入したのに仕事が楽にならない。
•忙しいのに成果につながらない。
その原因は、手段が目的になっているからかもしれません。
金言>目的を見失うと、手段は仕事を増やす。目的が明確なら、手段は仕事を減らす。