仕事では、
「もっと本質を見なさい。」という言葉を耳にすることがあります。
しかし、本質を見る力とは、一体何でしょうか。
私は、
本質を見る力は特別な才能ではないと思っています。
日々の仕事の中で育てていく思考プロセスだと考えています。
私は、本質を見る力は知識の量では決まらないと思っています。
もちろん知識は必要です。
しかし、
知識だけでは本質は見えてきません。同じ知識を持っていても、
問題の本質を素早く見抜く人もいれば、表面的な現象だけを見てしまう人もいます。
その違いは、
どのような思考プロセスで物事を見ているか。
そこにあると考えています。
経験には、大きく二つあります。
一つは、上司や先輩から教えられる経験です。
仕事の進め方や技術、手法など、多くのことはここから学びます。
もう一つは、自分自身で育てる経験です。
仕事の中で考え、失敗し、振り返り、また考える。
その積み重ねの中で、自分だけの思考プロセスが育っていきます。
私は、この経験こそが本質を見る力につながると考えています。
思考プロセスは、
教科書には載っていません。
「なぜそう考えたのか。」「なぜその判断に至ったのか。」
そこまで体系的に教えられる機会は多くありません。
私自身も、若い頃に教えられた経験はありませんでした。
だから私は、仕事を通して人の行動を観察し、
「この人は、どのような思考でこの行動を選んだのだろう。」
と考え続けてきました。
その積み重ねが、自分自身の思考プロセスを育てることにつながりました。
私は、
思考プロセスを教えたとは思っていません。伝えたのです。
基本となる考え方や原理を伝える。
そして、
「実際に仕事で使ってみてください。」と伝えます。
その先は、本人が体感する世界です。
同じ話を聞いても、
すぐに行動へ移す人もいます。「なるほど」で終わる人もいます。
しかし、
実際に試し、体感し、「仕事の見方が変わった。」と感じた人は、大きく成長していきます。
一方で、
きっかけを伝えても変わらない人もいます。
結局、成長できるかどうかは、
本人が考え、行動し、体感するかどうかにかかっています。
私は、
本質を見る力とは、
知識を増やすことではなく、
自分で考え続ける習慣の中から育つものだと考えています。
だから私は、答えを教えることよりも、考え方を伝えることを大切にしています。
その考え方を自分で使い、体感し、
自分自身の思考プロセスとして育てた時、初めて本質を見る力になるのだと思います。
このようなお悩みはありませんか?
•知識はあるのに応用できない。
•経験年数の割に判断力が伸びない。
•若手が自ら考えて行動しない。
•ベテランとの仕事の差が埋まらない。
このような場合、
不足しているのは知識ではなく、
思考プロセスを育てる経験なのかもしれません。
私は、答えを示すだけではなく、本質へ近づくための考え方を伝え、
その人自身が成長できるきっかけづくりを大切にしています。
金言>本質を見る力は、知識ではなく、自分で育てた思考プロセスから生まれる。
知識は教えることができます。
しかし、
思考プロセスは、自ら考え、行動し、体感することでしか身に付きません。
私は、その積み重ねが、仕事の質を変え、人を成長させ、
本質を見る力を育てるのだと考えています。