企業では、人材育成や改善活動の重要性がよく語られます。
新しい改善手法を導入する。/研修を実施する。/専門家を招いて教育を行う。
どれも必要な取り組みです。
しかし、それだけで人は変わるでしょうか。
私は、そうは思いません。
長年、半導体製造装置の開発・製造・組織運営に携わる中で、多くの改善活動を経験してきました。
その中で実感したことがあります。
人は、知識だけでは変わらない。
改善手法は学ぶことができます。
FMEA、真因解析、開発フロー、品質管理手法。
これらは教育によって身に付けることができます。
しかし、それは「知識」を得たに過ぎません。
知識を得ることと、人が変わることは全く別のことです。
改善活動では、
「人を変えたい」という言葉を耳にすることがあります。
しかし、私は人を変えることはできないと思っています。
変わるのは、本人が「変わろう」と決意したときだけです。
きっかけを与えることはできます。/考える機会を与えることもできます。
しかし、最後の一歩を踏み出すのは本人です。
私は、技術教育だけでは解決できない組織を数多く見てきました。
技術力はある。/改善手法も知っている。
それでも組織は変わらない。
その原因は技術ではありませんでした。
「現状を変えよう」という意識が組織に根付いていなかったのです。
だから私は、技術を教えるだけではなく、
「なぜ改善するのか」「会社として何を目指すのか」
を一緒に考えることを大切にしてきました。
意識が変われば、行動が変わります。行動が変われば、組織も変わり始めます。
もちろん、意識改革は簡単なことではありません。時間もかかります。
コンサルタントが一方的にできるものでもありません。
経営者自身が、「会社を本気で変えたい」という強い意思を持ち、
現場もその思いを共有して初めて実現できるものです。
だから私は、意識改革を改善活動の一つとは考えていません。
会社を変革するための最も重要な取り組みだと考えています。
このようなお悩みはありませんか?
製造業の経営者や開発・製造マネジャーの方から、次のようなお話を伺うことがあります。
•改善活動を続けているのに成果が見えてこない。
•「もっと考えろ」と言っても現場が変わらない。
•改善手法は導入したが、その先の進め方が分からない。
•技術教育は行っているが、組織に主体性が生まれない。
•人や組織をどう変えていけばよいのか分からない。
これらは決して珍しいことではありません。 多くの企業が抱える共通の課題です。
だからこそ、
「もっと管理を強化しよう」「もっと教育を増やそう」
という方向へ進んでしまうことも少なくありません。
しかし、本当に必要なのは、
人が自ら考え、行動しようとする組織をつくることです。
私は、このような課題に対しても、改善手法をお伝えするだけでは終わりません。
会社の文化や組織、現場の状況を理解しながら、人と組織が自ら成長できる仕組みづくりを、伴走しながら支援しています。
金言>改善の本質は、人の意識が変わることにある。
技術も、手法も、AIも、改善を支える大切な手段です。
しかし、それだけで会社は変わりません。
人が自ら考え、行動し、「変わろう」と決意したとき、初めて組織は変わり始めます。
だから私は、改善とは単に問題を解決する活動ではなく、
人が成長し、組織が成長し、その結果として会社が成長する活動だと考えています。
知識・手法 → 意識 → 行動 → 組織文化 → 会社の成長