「壁打ちをお願いしたい。」最近、この言葉を耳にする機会が増えました。
しかし、私は少し気になることがあります。
それは、壁打ちを、答えをもらう場だと思っている人が意外と多いことです。
私は、壁打ちとは、そのようなものではないと考えています。
例えば、「この戦略で良いでしょうか。」という相談を受けたとします。
私は、すぐに「良いです。」「やめた方がいいです。」とは答えません。
まず、目的を確認します。何を実現したいのか。何に困っているのか。
他の選択肢は考えたのか。その前提を一緒に整理していきます。
すると、多くの場合、答えは私が出すのではありません。
相手自身が見つけていきます。
話しているうちに、思考が整理されます。
思い込みに気付きます。優先順位が見えてきます。
そして、「そういうことだったのか。」と、自分で答えにたどり着きます。
私は、この瞬間こそ、壁打ちの価値だと思っています。
人は、他人から与えられた答えでは、最後まで迷いが残ります。
しかし、自分で考え、自分で納得した答えは、迷いなく行動できます。
だから、壁打ちは、答えを教える場ではありません。
自分自身の答えを見つける場なのです。
私はコンサルティングでも、答えを押し付けることはありません。
考え方を伝え、問いを投げ掛け、
一緒に整理する。
その結果として、相手自身が納得し、行動へ移せることを大切にしています。
それが、本当に実行できる戦略につながると考えています。
このようなお悩みはありませんか?
•判断に迷って前へ進めない。
•誰かに正解を教えてほしいと思ってしまう。
•頭の中が整理できない。
•自分の考えに自信が持てない。
•納得して決断したい。
このような時こそ、壁打ちは有効です。
私は、答えを提示するのではなく、
一緒に考えながら、本質へ近づくお手伝いを大切にしています。
金言>壁打ちとは、答えをもらうことではない。自分自身の答えを見つけることである。
本当に価値のある壁打ちとは、相手を説得することではありません。
相手が考え、納得し、自ら行動できる状態になることです。
私は、その対話の積み重ねが、経営者やリーダーの判断力を育て、企業の未来をつくると考えています。