良い製品は、良い開発プロセスから生まれる
私は35年間、半導体製造装置の開発に携わってきました。
その中で確信したことがあります。
良い製品は、優秀な設計者だけでは生まれません。良い開発プロセスがあって初めて生まれます。
多くの企業では、
•まず設計してみる
•試作してから考える
•問題が出たら修正する という進め方になりがちです。
この方法では、
•手戻りが増える
•開発期間が長くなる
•コストが増える
•品質が安定しない
という結果になりやすくなります。
開発とは、単に図面を描く仕事ではありません。
市場が求める製品を企画し、仕様を決め、設計し、製造し、評価するまで、一連の流れとして品質を作り込んでいく活動です。

開発プロセスで重要なこと
開発プロセスで最も重要なのは、
各工程で「何を決めるか」「何を確認するか」を明確にすることです。
そして、それぞれの工程でレビューを実施し、
「次の工程へ進めてよい状態か」
を確認しながら開発を進めます。
品質は最後の評価工程だけで作られるものではありません。
商品企画から評価まで、すべての工程で品質を積み上げていくことが重要です。
まとめ
開発プロセスとは、単なる作業手順ではありません。
品質・コスト・納期を確保するための仕組みです。
この考え方が定着すると、
•手戻りが減る
•開発期間が短くなる
•品質が安定する
•チーム全体で開発を進められる ようになります。
これからの【実践知 開発編】では、この開発プロセスに沿って、各工程で実際にどのような考え方と進め方が必要なのかを、
私の35年間の経験をもとに順番に解説していきます。
金言>
開発とは図面を描くことではありません。
品質を計画し、品質を積み上げる活動です。