会社では、忙しく働いている人ほど、仕事ができるように見えることがあります。
一方で、本当に仕事ができる人は、不思議と目立たないことがあります。
なぜでしょうか。
例えば設計現場では、優秀な設計者ほど、製造部門から呼ばれる前に現場へ足を運びます。
部品は設計意図どおりに組み付いているか。調整しやすいか。違和感はないか。
自分の目で確認します。
小さな問題のうちに対処するため、大きなトラブルになりません。
その結果、忙しく走り回ることも少なくなります。
一見すると、
「特別なことをしていない人」に見えてしまうことがあります。
しかし、その人の行動プロセスを見てみると違います。
現場へ足を運ぶ。自分の目で確認する。違和感を見つける。関係者と相談する。
やるべきことを、当たり前のように積み重ねています。
さらに、その行動プロセスをたどると、その背景には思考プロセスがあります。
「次工程で困らないだろうか。」「設計意図どおりにできているだろうか。」「このまま市場へ出して問題はないだろうか。」
そんな一歩先を考える習慣が、日々の行動につながっています。
だから、大きな問題にならないのです。
私は、人を評価するとき、結果だけでは判断しません。
結果だけを見ても、その人の本当の実力は分からないからです。
まず行動プロセスを見ます。
そして、その行動の背景にある思考プロセスを考えます。
そこまで見えて初めて、その人の仕事の質や成長の可能性が分かります。
これは、リーダーやマネージャーにとって非常に大切な資質です。
しかし、実際にここまで見て人を育てている人は決して多くありません。
良い結果は、良い行動プロセスから生まれます。
そして、良い行動プロセスは、良い思考プロセスから生まれます。
仕事の成果だけを見るのではなく、「どのように考え、どのように行動したのか。」
そこを見ることが、人を育て、組織を成長させる第一歩なのです。
忙しさは成果ではありません。価値を生む仕事を増やすことが成果につながります。
リーダーやマネージャーに求められるのは、結果だけを見ることではありません。行動プロセスを見て、その背景にある思考プロセスまで理解することです。
そこに、人を育て、組織を成長させる本質があります。
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金言>良い結果は良い思考から生まれる