優秀な技術者が、優秀なリーダーになるとは限りません。
これは、多くの会社で見られることです。
自分一人では高い成果を出せる人でも、リーダーになった途端に組織として成果が出なくなることがあります。
一方で、自分一人の成果は目立たなくても、組織として大きな成果を出すリーダーもいます。
この違いは何でしょうか。
私は、その違いはリーダーの役割を正しく理解しているかどうかにあると考えています。
リーダーとは、プロジェクトリーダーであっても、組織のマネージャーであっても、本質は同じです。
期待されたミッションを達成すること。
これがリーダーに求められる役割です。
私は、そのミッションには二つの柱があると考えています。
一つは、組織として期待された成果(アウトプット)を出すことです。
品質、納期、売上、利益など、会社から与えられた目標を達成することは、リーダーの重要な責任です。
もう一つは、組織力を向上させることです。
改善活動、業務効率化、人材育成、スキル向上。
これらは目立ちにくい仕事ですが、組織が継続して成果を出し続けるためには欠かせません。
人材育成にも二つの側面があります。
一つは、知識や手順などのHow Toを教えることです。
これは集合教育やOJTでも対応できます。
しかし、それだけでは十分ではありません。
もう一つ重要なのは、思考プロセスと行動プロセスを育てることです。
課題をどのように認識するのか。
本質をどのように考えるのか。
先読みしてどのように行動するのか。
これまでの章でお伝えしてきた内容は、まさにこの部分です。
私は、リーダーを評価するとき、知識や経験だけを見ていたわけではありません。
思考プロセスと行動プロセスを持っているか。
ここを最も重視していました。
課題を自ら認識し、本質を考え、一歩先を予測し、自ら行動する。
その姿勢があれば、組織も少しずつ変わっていきます。
一方で、この思考プロセスや行動プロセスがなければ、リーダーの仕事はどうしても指示と管理が中心になります。
もちろん、指示や管理も必要です。
しかし、それだけでは組織は成長しません。
部下は指示待ちになり、改善も定着せず、組織力も向上しません。
組織力の向上を怠れば、一時的に成果は出ても、いずれ組織は停滞します。
逆に、思考プロセスや行動プロセスが育つ組織は、自ら改善し、継続的に成果を出せる組織へ成長していきます。
私は、リーダーとは、
「成果を出し続けられる組織をつくる人」だと考えています。
このようなお悩みはありませんか?
•思うように組織の成果が上がらない。
•部下が指示待ちになり、自ら考えて行動しない。
•改善活動が定着せず、一時的な取り組みで終わってしまう。
•リーダーとして、組織力をどのように高めればよいか悩んでいる。
このような課題は、個人の能力だけでは解決できません。
リーダーの考え方や組織運営の仕組みを見直すことで、大きく改善できることが少なくありません。
SPE Partnersでは、壁打ちを通じて課題を整理し、組織力向上に向けた伴走支援を行っています。
答えを押し付けるのではなく、お客様と一緒に考え、貴社に合った組織づくりを実践までサポートいたします。
金言>リーダーの役割は、成果を出すことだけではない。成果を出し続けられる組織をつくることである。