【コンサル思想編】⑪実行型コンサルトとは No3

~手法だけでは解決できない課題がある~

前回まで、実行型コンサルティングの考え方と、

戦略から開発、製造まで一気通貫で支援する取り組みについてお話ししました。

 しかし実際の企業活動においては、

戦略を立て、開発を進め、製造改善を行ったとしても、 期待した成果につながらないケースがあります。

企業支援を行う中で、私は様々な課題に遭遇してきました。

例えば、

改善活動を始めたが定着しない。

管理を強化したが成果につながらない。

会議は増えたが課題は解決しない。

レポートは増えたが問題の本質が見えてこない。

同じトラブルを何度も繰り返している。

また、

コンサルティング会社から改善提案を受け、活動を開始したものの、

数ヶ月後には元の状態に戻ってしまう。

このような事例も決して珍しくありません。

では、

何が問題なのでしょうか。手法が悪いのでしょうか。提案内容が悪いのでしょうか。

必ずしもそうではありません。

私は、手法だけでは解決できない課題も存在すると考えています。

例えば、

PDCAを導入したとします。

計画を立て、実行する。

ここまでは多くの企業で実施されています。

しかし、結果を確認し、課題を明確にし、次の改善につなげるところまで十分にできているでしょうか。

また、管理の仕組みを導入し、見える化を行ったとします。

しかし、見える化した内容を分析せず、課題を是正しなければ、期待する成果にはつながりません。

会議も同様です。

会議を開催することが目的になってしまい、状況報告だけで終わってしまうケースもあります。

つまり、

手法や仕組みそのものではなく、

それを活用する人の「思考プロセス」「行動プロセス」が重要なのです。

課題は企業によって異なります。

しかし課題に向き合う思考プロセスと行動プロセスには共通する部分があります。

課題をどのように認識するのか。

何を優先するのか。どこまで深く考えるのか。結果をどのように振り返るのか。

そして、次の行動にどうつなげるのか。

同じ手法を使っても、成果を出す企業と、成果を出せない企業が存在します。

その差は、

手法の差ではなく、思考と行動の差であることが少なくありません。

実行型コンサルティングとは、

手法を導入することだけではありません。

手法だけでは解決できない課題に対しても、

お客様と共に考え、共に行動し、

伴走しながら改善を支援することだと考えています。

次回からは、

【人・組織・改善思想編】として、仕事効率の差はどこから生まれるのか、

仕事ができる人は何を見ているのか、なぜ改善活動は定着しないのか、

といったテーマについて、

私自身の経験を交えながらお話ししたいと思います。

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