はじめに
製品開発では、評価を実施することが目的になってしまうことがあります。
しかし、評価品質は、評価担当者の力量だけで決まるものではありません。
評価計画の品質が、その後の評価品質を大きく左右します。
評価計画が曖昧であれば、評価漏れや再評価が発生し、開発期間の長期化や市場トラブルにつながる可能性があります。
評価計画とは
評価計画とは、
製品が開発仕様を満足していることを確認するための実施計画です。
評価目的を明確にし、
•評価項目
•評価条件
•評価方法
•判定基準
などを事前に整理することで、 評価の抜けや判断のばらつきを防ぐことができます。
評価計画が曖昧だと何が起こるか
評価計画が十分に検討されていない場合、
•評価項目の漏れ
•評価条件の不一致
•評価方法のばらつき
•判定基準の曖昧さ
が発生しやすくなります。
その結果、
追加評価や再評価が頻発し、
開発期間の長期化やコスト増加につながります。
さらに、確認漏れが市場トラブルにつながるリスクも高まります。
評価計画で重要なこと
評価計画では、
単に評価項目を並べるだけでは不十分です。
例えば、
評価条件では、
温度や圧力などの評価環境だけでなく、
どの条件範囲まで製品性能を保証するのかを明確にする必要があります。
また、
評価方法では、
測定位置や測定方法、使用する測定機器などを具体的に定め、
誰が実施しても同じ結果が得られるようにすることが重要です。
評価計画の完成度が高いほど、 評価結果の信頼性も高まります。
このような課題はありませんか?
•評価担当者ごとに評価方法が異なる
•評価漏れや追加評価が多い
•再評価が繰り返され、開発期間が長期化する
•判定基準が曖昧で判断に迷う
•市場で想定外のトラブルが発生する
これらの多くは、
評価計画を見直すことで改善できます。
本質
評価は、試験を実施することが目的ではありません。
開発仕様を漏れなく確認し、製品保証につなげることが目的です。
そのためには、
評価計画の段階で確認項目や条件を十分に検討し、評価品質を高めることが重要です。
まとめ
評価とは、
計画した内容を確認する活動です。
評価計画が曖昧であれば、
評価漏れや再評価が発生し、
開発期間の長期化や市場トラブルにつながる可能性があります。
評価計画の品質が、評価の品質を決めます。
そして、
評価で得られた結果は、
次回テーマで紹介するように、評価計画に対する答えとなります。
金言>
評価計画の品質が、評価の品質を決める。