仕事ができる人とは、知識が豊富な人でしょうか。
経験が多い人でしょうか。もちろん、それらも重要です。
しかし私は、それ以上に大切なことがあると考えています。
それは、「どのような順番で考え、どのように行動するか」ということです。
私はこれを「思考プロセス」と「行動プロセス」と呼んでいます。
実は、この考え方は特別なものではありません。
私たちは日常生活の中で、誰もが自然に使っています。
例えば、車を購入するとき。
まず、
「何のために車を買うのか。」という目的を考えます。
次に、
予算はいくらか。何を優先するのか。家族構成はどうか。
どの車が目的に最も合うのか。
このように、一つひとつ整理しながら考えます。
そして購入という行動に移ります。
誰かに教えられなくても、多くの人は自然にこのような思考をしています。
ところが、仕事になるとどうでしょうか。
目的を十分確認しないまま始める。/ゴールが曖昧なまま進める。/今までと同じやり方を続ける。/時間が足りなければ残業で対応する。このような場面を、私は数多く見てきました。
私自身も、若い頃は違いました。
25歳の頃、月200時間を超える残業を経験したことがあります。
その時に気付きました。このやり方では続かない。
もっと負荷を減らし、もっと短時間で成果を出す方法はないのか。
そこから私の考え方は大きく変わりました。
仕事を始める前に、まず目的を確認する。
そして、どこまで到達すれば成功なのか、ゴールを明確にする。
もし一度で到達できないのであれば、中間ゴールを設定する。
私はこれを「節をつける」と表現しています。 ゴールを分割することで、無理なく、一歩ずつ前へ進めるようになります。
その上で、現状を把握する。課題を整理する。選択肢を考える。優先順位を決める。
最も効果的で、負荷の少ない方法を選ぶ。
そして実行する。
これが私の考える思考プロセスです。
行動プロセスとは、その考えを着実に実行し、
結果を確認し、次へ活かしていくプロセスです。
私は、この考え方は開発だけのものではないと思っています。
改善活動でも、会議でも、営業でも、経営でも、さらには日常生活でも同じです。
目的を確認し、ゴールを定め、最小の負荷で、最短で成果へ到達する道筋を考える。
これが仕事の本質であり、思考プロセスの本質でもあります。
このようなお悩みはありませんか?
経営者や管理職の方から、次のようなお話を伺うことがあります。
•会議をしても結論が出ない。
•開発の手戻りが多い。
•改善活動が場当たり的になる。
•「もっと考えろ」と言っても、若手が何を考えればよいか分からない。
•忙しいのに成果へ結び付かない。
これらは、能力不足だけが原因ではありません。
目的やゴールが曖昧なまま仕事を進めていることが原因である場合も少なくありません。
私は、このような課題に対しても、問題解決だけではなく、思考プロセスそのものを整理するところから伴走しています。
考え方が変われば、行動が変わります。行動が変われば、成果も変わります。
金言>
目的を確認し、ゴールを定める。すべての思考は、そこから始まる。
人は本来、考える力を持っています。
その力を仕事で意識的に使うことで、無駄な遠回りを減らし、
最小の負荷で、最短で成果へ近づくことができます。
私は、それが本質思考であり、仕事力を高める第一歩だと考えています。