はじめに
評価が終了すると、多くの会社では評価結果報告書を作成します。
しかし、評価結果をまとめることが目的になっているケースも少なくありません。
評価結果とは、単に「OK」「NG」を報告するものではありません。
評価計画で立てた確認項目に対する答えを示すものです。
つまり、評価結果は、評価計画の答えなのです。
評価計画と評価結果は一体である
評価計画では、
•何を評価するのか
•どのような条件で評価するのか
•判定基準は何か
を明確にします。
そして評価結果では、その計画どおりに評価を実施し、結果を記録・判定します。
そのため、
評価計画と評価結果は、それぞれ独立した資料ではありません。
評価計画をベースに評価結果を整理することで、
評価漏れがなくなり、判定根拠も明確になります。
「OK」だけでは評価結果として不十分
評価結果で重要なのは、「仕様を満足した。」という結論だけではありません。
実践では、さらに一歩踏み込み、
「スペックアウトする限界値はどこか。」という視点が重要になります。
スペックを満足していても、限界値が仕様ぎりぎりであれば、
わずかな製造ばらつきや使用条件の変化でスペックアウトする可能性があります。
評価では、
スペックOK/NGだけを論じるのではなく、スペックアウトする限界値を把握することが重要です。
このような課題はありませんか?
•評価計画と評価結果が別々に管理されている
•評価漏れや確認漏れが発生する
•市場で想定外のトラブルが発生する
このような課題は、 評価計画と評価結果を一体で考えることで大きく改善できます。
参考資料;評価計画&結果フォーム
本質
評価とは、「OK」を確認するための活動ではありません。
評価計画で立てた確認項目に対し、客観的な答えを示す活動です。
そして、その答えから製品の限界を把握し、品質保証に必要な情報を得ることが重要です。
評価計画が曖昧であれば、評価結果も曖昧になります。
だからこそ、評価結果は、評価計画の答えなのです。
まとめ
評価計画と評価結果は、一連の評価活動を構成する両輪です。
評価計画をしっかり立てることで、評価結果の信頼性も高まります。
さらに、スペックアウトする限界値まで把握することで、市場で安心して使用できる製品保証へとつながります。
金言>
評価結果は、評価計画の答えである。評価とは、「OK」を確認することではない。スペックアウトする限界値を把握することである。